乾いた道ですべる
ヒヤッと涼しくなる話
あれは、忘れもしない5年前の夏。
お盆で、奥さんの実家に向かう途中。
夕立が降ったあとの、乾ききった国道。
家族たちは、エアコンの効いた車の中で
ぐっすりと寝息を立てていました。
自分一人起きて運転するミニバン。
誰に気兼ねするでもなく、巡航していると、
突然! 無音でスッ と すべった!
ドキッッーッッ。
なんだー?何が起こった?
数メートル 車が横に流されました。
ほんの一瞬の出来事でした。
冷や汗が ダーッ と出て、心臓の音が大音量で鳴り響いていました。
これが、自動車学校で教わったハイドロプレーニング現象?
道路、乾いてるぞ。
4輪同時滑りなんてありえないぞ。
そういえば、轍(わだち)に水があったけど・・・。
その後は、巡航速度を落として、目的地まで。
家族はやっぱりまだ夢の中です。
その道を通ると今でも思い出す、
あのヒヤーっとした経験。
でも、一緒に乗ってた家族は
「またー、お父さんがぁ」 なんて
未だに誰も信じてくれません。
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